存在確認

五月、市が尾駅の近く、六階立ての足場を架ける作業をした。時々、道の向かいの家からおばあちゃんが見ていた。午後の休憩にその道の向かいの自販機に仲間と飲み物を買いに行った。おばあちゃんが「いいね、若くて。」賛美した。

おばあちゃんを見返して、うなづいて笑った。「使える体を使うのがすごく楽しい。」

彼女は自分の若いころの何を懐かしく思い出していただろう。俺も、いつか年寄りとして若い人を見て今の自分を思い出すだろう。

振り返って現場に戻ろうとすると、今日使った筋肉が柔らかい筋肉痛で自分らの存在を告げた。六階立てもマンションの周りに、足場が上がっているのを見ると、「俺はこの街を作っている!」と密かに響いてきた。

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