夢の器

日曜日の夜8時に、銀座で友達とコーヒーをして、恵比寿に歩いて帰ることにした。ここは、前の会社へよく自転車で通いなれた通勤経路。日曜日の夜の日比谷通りは歩行者も車も少なくて、町並みのオフィスビルは皆暗くなっていた。明日の朝から人が入って、精力を注ぎ込んで、ビルに命を与える。街がそれらの人の来るのを待っていた。一週間の動向、可能性、喜怒哀楽、夢の実現、崩壊、編制。

神谷町駅を通って、赤羽橋駅へ向かうと、これが古来の東海道だと思い出した。歩いて来た銀座も東海道の終点として古くから商売が繁盛していた。

私が初めて東京に面接を受けに来たときに、泊まっていたホテルからぶらぶらとここを歩いた。あのとき、高架橋の首都高と五つの方向から車が入る赤羽橋の交差点に近づいて、感激した。この人の海でやっていけるのか、溺れるのか。

江戸時代以来にこの東海道を歩いて夢を求める人は何人いるだろうか。私もその一人だと気がついた。

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