Monthly Archives: April 2013

流すこと

「ゆく河の流れは絶えずして、しかももとの水にあらず。よどみに浮かぶうたかたは、かつ消えかつ結びて、久しくとどまりたるためしなし。」と鴨長明著の方丈記が始まる。

耳鳴をし始めた私が暫く鳶の現場を休んでいる。二人の友達がアメリカに行く、そしてもう一人が遠く引っ越して会いにくくなる。こうしたことで時間が経つことを痛感する。

この前、古い本を沢山売りに持って行った。そうすることで出会った本に感謝して、新しい本が入ってくるようになった。水が止まってしまうと腐ると同様、本棚の本も流れていなければよくないだろう。

流出がなくて水を溜めようとすると死海の様になる。生き物が育たない。死んでいる。本当は川のように、物事を流れよく通して呼吸したい。懐かしいのを感謝と代えて、動き続ける。

合気道練習上の心得

熊野地方の石本先生が合気道開祖植芝盛平先生のわずかの直伝の合気道の先生であって。石本先生の道場に以下の合気道の練習場の心得は壁に掛かってある。ここに書かれている心得は別のもを書き写したものですが、石本先生より古くて、合気道開祖に近い古い先生あるいは開祖自身が書いたものです。最後の「注意」とある部分はおそらく後つけたものですが、同じ言葉が開祖著作の「武道練習」という本に書かれている。

合気道練習上の心得

一、合気道は一撃克く死命を制するものなるをもって練習に際しては指導者の教示を守り徒に力を争うべからず。

二、合気道は一をもって萬に当たるの道なれば常に前方のみならず四方八方に戴せる心がけをもって練磨するを要す

三、練習は常に愉快に実施するを要す

四、指導者の教導は僅かにその一端を教うるに過ぎずこれが活用の妙は自己の予断の練習により始めて体得し得るものとする 徒に多くの技を望まず一つ一つ自己ものとなすを要す

五、日々の練習に際してはまず体の変更より始め遂次強度を高め身体に無理を生しめざるを要す 然る時は如何なる老人といえども身体に故障を生ずる事なく愉快に練習を続け鍛錬の目的を達することを得べし

六、合気道は心身を鍛錬し至誠の人を作るを目的とし又業はことごとく秘伝なるを持って徒に他人に公開しあるいは市井無頼の悪用を避くべし

(注意) 練習に際しては相手の構 相手との間合いを考え左あるいは右の構を用う動作の終わりしとき両足は常に開きあるごとく練磨するを要す 相手に正対するは隙多きを持って不利とする

鳶仲間への手紙

2013年3月15日

皆さん、

今年はもう三月半ばになったが、改めて皆さん今年の目標を読んで、元気になった。ずっと皆さんに色々支えられて、感謝しています。おかげで精神的にも肉体的にも強くなった。

日本語の先生は「日本語がうまいね」といったら、自分の中で「うるさい聞こえにくい現場で鍛えられているから」と思った。

合気道の仲間が「また強くなったね」というと、自分の中で「仕事ですから」と思う。

体も強くなったので、勉強する時にも集中力が高まっていると実感している。

これからも必要な力を少しづつ貯めて行きたい。そして今年こそ貯めてきた力を発揮できますように。

よろしくお願いします。

教えて強くなる

友達と教えることについて話していた。彼が育児の本を読んでいて、親は子供が自分より賢いと望まなければいけないといっていた。そしてこういった。

俺が高校のときに柔道部でとにかく一番強いでいたかった。後輩に何も教えなかくて、教えたら、俺が負ける可能性があるだろうと思っていた。自分の弱点も知っていて、教えなかった。そのときにもし教えたら、一時的に負けたかもしれないけど、お互いを揉めて、皆がもっと強くなっただろう。それで、結局試合に出て負けた。

ずっと勝とうとするより、自分の弱点を認めて、人に教えて乗り越えていく人が実は一番強いだろう。