恩送り

火曜日の夜、スーパーへ買出ししに行く途中、道を聞かれた。女性。多分50歳くらい。

「すみません、ボンメーゾン分かりますか。2丁目3の5。」
「分かんないけど、調べましょうか。」と言って、携帯を取り出して住所を入力した。
「あ、すみません。」
「ここですね。大通りにもう少し進んで、最初の路地に右に入る。近いですね。せっかくだから、言ってみようか。」
「あ、本当に申し訳ありません。」
「大丈夫ですよ。途中ですから。私もこうやって、人に案内してもらったことがある。」

実はそうだった。大学時代に京都に初めて言ったときにある人にホテルまで連れて行ったことがある。その他、ドイツで道を聞くときはよく途中まで歩いてもらったこともあった。先々週、アメリかのニューヨークに行って、道を聞いた時も何度かあって、急がずに相手が丁寧に教えてくれたので、私も今回丁寧に教えようとした。

女性が「すみません。便利なものを持っているのですから。」とスマートフォンのことを言った。感じ取ったのは、感謝の気持ちではなく、「大変迷惑を掛けて申し訳ない」という気持ち。

あの後、考えた。東京では人に迷惑を掛けるのが重い罪みたいなもの。でも、一人では生きることができない。友に歩む縁のある人に道を教えてもらうときがある。そのときに胸を張って、「私は案内されるのに値する人間だ」と信じて、感謝の気持ちを感じる。

恐縮するより、感謝する理由を増やした方がいいだろう。それをするにはもっと回りに人と関わらなければ行けない。恩を返すか恩を送る。こうして一人でも社会をよくすることができるだろう。

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