いくつかの道場を言ってみて気づいたのは先生の世界観が合気道にでる。
例えば、ある稽古で「私は健康維持、そして人と触れ合うために合気道をやっている」という先生は稽古中に、呼吸、姿勢、自然の動きに着いて話しながら稽古を指導する。
そして、稽古の途中に、生徒を座らせて、「今日、入院中の中口先生に見舞いをして、おとう祭の写真を出して見せた。同じ部屋にいた患者さんも多分話しが聞きたいから、誘ってみんなで写真を見た。」
「せっかくだから、後半は中口先生の技をやろうか。」
と言って、中口先生の個性を大切にして、今日の指導者がいつもと違う技を指導した。こうすると、中口先生がいなくても、彼から伝授した技をみんなで稽古した。指導者が伝えているのは技だけじゃなくて、世界観も。